前回紹介したサイトに「縄文の土偶とヴィンチャの人形は似ているが日本とバルカン半島の間に伝播を示す遺跡がない」と書いてあったが、そうだろうか。
インダス文明にも土偶とよく似た造形がある。
メヘルガルから出土した像(
Wikipediaより引用)
メヘルガル遺跡というのはインダス文明初期の遺跡で、上の女神像はメヘルガルI期(紀元前7000年-5500年)のもの。
メヘルガルで画像検索するとたくさんの土偶に似た人形が見つかる。
土偶と似た女神像はインダス文明に限らず世界中の先史文化ある。
誕生や豊穣は古今東西共通の願いだからだ。
とはいえ、バルカン半島の女神と縄文の土偶は実に雰囲気が似ている。
* * *
前回、日本語のWikipediaには「ヴィンチャ文化」の項がないと書いた。
「ヴィンチャ文化」でGoogle検索すると「
古ヨーロッパ文字」がトップに出てくる。
バルカン半島のヴィンチャ文化とインドのインダス文明は離れているけれど、文字は他人の空似とは思えないくらい、よく似ている。

上:ヴィンチャ文字 B.C.4500
@Wikipedia下:インダス文字 B.C.2600-1900
@Wikipediaしかし今のところ、両文字の関係に言及しているサイトは見つからない。
南インドと日本は似ていると感じている自分にとって興味深いところなのだが。
→
南インドと日本 01 南インドと日本 02 類似_3 南インドと日本の木造建築
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