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敬語の専門書がないこと

敬語が複雑な言語はインドネシアのジャワ語と日本語で、中国語も英語も発達していません。
なぜ日本で敬語が発達したのか調べたくて敬語の本を探したことがあります。

日常生活に敬語は必要ですから、いわゆるHow To本はたくさんありました。
しかし語学の専門書は敬語について軽く触れるのみか、中国語や韓国語と比べる本しか見つかりませんでした。

そんな中、参考になったのは「敬語講座 第8巻 世界の敬語
(明治書院 昭和49年/P7~35/J.V.ネウストプニー)という古い本です。
最寄図書館の閉架書庫にありました。


ネウストプニーの説をまとめると以下です。
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敬語の起源はわかっていないが、太平洋のポナペ、メキシコのナファトル語のような部族社会にも敬語がある。
身分制度の発達と関連しているかもしれないけれど、中国や西洋の貴族社会に敬語が発達したわけではない。
敬語の体系は太平洋地域に由来するように思われる。

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敬語は相手を敬う気持ちの表れであり、人間関係を円滑にする社会の智恵だと思います。
そして日本最古の書物「古事記」には敬語が使われています

学者の中には古事記日本書紀は渡来人(帰化人というべきだと思うのですが)が書いた
と言う人がいます。
上代特殊仮名遣がその根拠となっています。上代特殊仮名遣については項を改めます。

日本の学者は中国語に敬語がなく
日本やインドネシアで敬語が発達している理由を説明しようとしません。



日本の学者は文化文明は中国朝鮮からの渡来人が持って来たといいたいのです。

教科書で「縄文末期、大陸から進んだ文化を持った渡来人が来て、米を作り余剰が生まれ、支配階級が生まれ、弥生時代に入った」と習ったかもしれません。

しかし進んだ文化を持った人たちがたくさん来たなら、自分の言葉を使い続けるはずです。
アメリカ大陸でもオーストラリアでも移民は原住民の言葉を使っていません。

弥生人が大陸から来たならなぜ故国の言葉を捨てたのでしょう。
なぜ日本に敬語があるのでしょう。


縄文時代と弥生時代の差は江戸時代と明治時代の差ほど大きくありません。
しかし江戸人と明治人は同じ日本人です。


だから縄文人が弥生人になったと考えた方が自然です。




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