Entries

日本人の来た道 02 中国はヨーロッパと似ている

GHQの洗脳(高山正之氏発言の書き起こし)にも書いたが、古代史の旅を始める前はダイビングが趣味だった。
南の国があんなに日本と似ているのだから中国はもっと似ているに違いない。
と思って2003年に北京〜鄭州〜洛陽〜三門峡に行った。
まったく似ていなかった。

特に各都市にある城壁と城門は日本とは異質だった。
北京の故宮は地面が石で敷き詰められていて、自然を組み敷いているようで、皇居とは随分雰囲気が違った。
ヨーロッパの宮殿も庭の植え込みが人工的で、そういったところも中国とヨーロッパは似ていると感じた。


■しかし中国は広い。
黄河流域は似ていなかったけれど、長江流域は似ているに違いない。
というわけで2007年に上海〜杭州〜紹興〜寧波〜天台〜南京〜揚州を廻った。
結果、似ていなかった。

家は高床(縁の下)のない平地建物ばかりでヨーロッパのような風景だった。
司馬遼太郎「中国・江南の道」(朝日文庫http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E9%81%93%E3%82%92%E3%82%86%E3%81%8F%E3%80%8819%E3%80%89%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%BB%E6%B1%9F%E5%8D%97%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%A1-%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4022601892" target="_blank" title="@amazon">@amazon)を持っていったのだが、現地で読みながら「まったくだ!」と思うことが多かった。

蘇州の壁(P21〜23)
スペインを感じませんか
と、同行の山崎氏にきいてみた。彼は去年、休暇を利用して高校時代の友人とスペインの田舎をまわってきた。
「いまもそうおもっていたところです。家の造りといい、感じといい、そっくりです」
私どもは、壁と壁との間の薄暗い小路に入りこんでみた。足もとは石畳である。山崎氏は、溜息をつくように、いよいよスペインです、とつぶやいた。

…(中略)…

過去の中国を、…あちこちから異種の文明が流入しやすく出来ている壮大な“るつぼ”としてとらえるということが、妄想の前提になっている。
さらには、古代、長江流域で稲作社会をつくった楚、呉、越は、古文献からみても、中原の殷・周のひとびととは、文化的に異風なにおいがつよい。楚の言葉は古代タイ語系であるという説もある。
わたしも、かれら稲作人が古代タイ語族であったという説の魅力に抗しがたい。古代タイ語族の末裔は、いまでは雲南省あたりの少数民族になっているが、見方をかえれば山間の河谷に住んで他と交流が薄いために、いわば古代楚人が「少数」というかたちで遺ったのではないか。



まったくその通りだった。
今の中国はヨーロッパと似ている。しかし古代は違う。
わたしは、今の中国人は日本人とは別の系譜の人々だけれど、古代の中国には日本人と同じ海洋民族がいたと考えている。

しかし日本人は長江流域の人々の末裔ではない。
台湾に渡らなかった長江の人々が日本に来るわけがない。

日本人も古代長江人(楚、呉、越人)もインドシナ半島経由の兄弟だったと思う。

兄弟なのだから日本人と古代長江人が似ているのは当然だが、タイ人やインドネシア人のほうがもっと似ている。


河姆渡遺跡に行った。高床住居があってインドネシアや台湾と似た遺跡だった。
河姆渡遺跡からはが出土している。鼎については別に書きたい。



■黄河流域も長江流域も日本と似ていなかったが雲南はどうだろう。
2008〜2009にかけてベトナム〜雲南〜ラオスを廻った。
雲南は日本と似ていた。

しかし雲南以上にベトナムやラオスは日本と似ていた。
タイやインドネシアはもっと似ている。



■しかし中国は広い。まだ広州に行ったことがない。
西安にも成都にも山東省にも吉林省にも行ったことがない。

中国はすごい。


日本人の来た道 01

.
関連記事
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://zaru3386.blog.fc2.com/tb.php/163-5ece6a6b

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ざる

Author:ざる
ganko*k8.dion.ne.jp(*→@)
リンク・引用:フリー(連絡不要)
書籍やネットからの引用文は
緑色にしています。

アップ後1ヶ月以上経った記事の変更は追記にしますが、アップ後数日の記事はことわりなく修正する事が多いです。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR