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船型埴輪は舟葬用の船を模したもの

http://www.city.uto.kumamoto.jp/museum/10hitugi/hitugi.html">大王のひつぎ実験航海事業(宇土市デジタルミュージアム)
http://www.city.uto.kumamoto.jp/museum/10hitugi/hitugi.html
この実験航海は,九州,中国,関西を中心とする考古学,古代史,海洋史の研究者と地域おこし団体,行政などが中心となって計画を進め,2005年7月24日に宇土市の宇土マリーナを出発,8月26日に無事,大阪市の大阪南港に到着することができました。

古代船の復元
全長11.90メートル・最大幅2.05メートル(内径1.76メートル)・重さ推定約6トンの丸木船の船底と舷側版を組み合わせた木造の準構造船(丸木船の進化型)です。モデルとなった船は,宮崎県西都市・西都原古墳群第169号墳(5世紀後半)から出土した船型埴輪で,神戸商船大学名誉教授の松木哲(さとる)氏が基本設計。黒田藩御用船大工の家系をひく和船大工の棟梁・松田又一氏の助言のもと,福岡市志賀島の藤田造船所が建造しました。
…(中略)…名称を公募し,厳正な審査を経て「海王」に決定しました。

http://www.city.uto.kumamoto.jp/museum/10hitugi/hukugen3.html



「大王のひつぎ 海王」で画像検索してみた。
驚くことに復元船「海王」には帆が無く、櫂で漕いでいる
スピードを競うならたくさんの人で櫂を漕ぐだろうが、これでは人を運ぶのか荷物を運ぶのかわからない。

神武東征神話で神武天皇が明石海峡を渡った帆舟は漁民の小さな帆舟だっただろうが、石棺を運ぶのはインドネシアの双胴船のような帆船だったと考えている。

インドネシアの双胴船

R0015774船型埴輪(宮崎県総合博物館)

西都原古墳の船型埴輪↑は舟葬用の船を模したものであり実用船ではないだろう。
実験船「野生号」と「なみはや」も同様だ。

検索したら井上氏のサイトがあった。

http://inoues.net/science/war.html">科学する邪馬台国  古代の船と航海ルート
http://inoues.net/science/war.html

井上氏とは歴史観が大きく違うが豊富な資料を何度も利用させていただいている。
わたしが大阪の海洋博物館「なにわの海の時空館」で撮った写真↓よりずっと分かりやすい。

R0017981なみはや R0017980なみはや


井上氏の(4).古代船 なみはや「なみはや」の切り抜き写真実際に漕いでいる写真がある。


【古代船の再現】(「古代研究」第9号:1999年5・6月号)も引用させていただく。

この船を”なみはや”と名づけ、実際に海に浮かべて漕いでみますと、非常に安定が悪く、そのうえなかなか進みません。50cmの高さの波がきただけでもバランスを失ってひっくり返りそうです。1mもの波がこようものなら漕ぎ出すのは到底無理なことです。また喫水が浅いため少しの風でも倒れそうになるので、天理の東殿塚古墳から出土した土器の絵のように、帆のようなものを立てるなどという事は、現実的に絶対に無理なことでした。
結局、船を安定させるため何百キロという重りを底に入れて、大学のボート部の学生に、古代の人が渡ったであろうと思われるコースで、玄界灘を越えて韓国に向けて漕いでもらったわけですが、これが殆ど進みません。そのまま漕いで行っても、一体何日かかれば港に到着するのか、見当がつかないほど進みません。10年たった今だから言えるのですが、韓国の港では、学生達が古代の赤いたすきの衣装に着替えて、ずっと8人で漕いできたかのように振る舞ってもらっていましたが、実のところは夜間、他の船に牽引してもらっていたのです。



舟葬用の船を模した船型埴輪は舟葬用なので修羅に乗っている状態なのだと思う。
その修羅までくっつけて復元しているのだから「非常に安定が悪く」「帆を立てるのが無理」なのは当然だ。





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