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日韓併合 —韓民族を救った「日帝36年」の真実 を読んで

前回の2chまとめ【週刊ポスト記事】逆説の朝鮮王朝史 井沢元彦 の#46で紹介されていた
歴史再検証 日韓併合 —韓民族を救った「日帝36年」の真実 (祥伝社黄金文庫) のカスタマーレビューが好評なので読んでみた。

#63に「日本語と朝鮮語に似たところがあるのは、近代化に際し統一朝鮮語を作るのに日本人の学者が多数参加してたからだしな。朝鮮語に助詞ができたのはこのときの事だそうで。」とあったので、韓国人の著者崔基鎬氏(@wikipedia)がそのあたりの具体例を書いていることを期待して読んだのだけれど残念ながらなかった。


◎朝鮮の近代化に貢献した目賀田種太郎氏(@wikipedia)について繰り返し書いていて勉強になった。

徴用(@wikipedia)がほとんど韓国からであり北朝鮮からはなかった理由が、台湾・朝鮮を含む日本全体でもっとも工業化していたのが北朝鮮だったからだというのも知らなかった。(P40)

◎事大主義の韓国人が創氏改名(@wikipedia)の際、林氏の多くが大林となり、小林とはならなかったというのも面白い。(P111)



しかし百済の琳聖太子(@wikipedia)について史実のように書いているのは問題だ。

 そもそも韓国と山口県とのつながりは、先にも述べた(17ページ)が、百済の第二十六代聖明王(523〜554)の三子である琳聖太子が、611年に周防(現山口県)の多々良浜に上陸、吉敷郡大内に土着したことに始まる。…(中略)…その子孫は大内氏を名乗り、周防と長門を中心に勢力を伸ばした。
 琳聖太子と、百済人の後裔の地・山口は、近世以降、長州藩として栄え、半島との関係はきわめて緊密であった…(中略)…李朝が衰亡の危機に瀕しているのに際して、長州藩出身者が中心となり、率先して日韓合邦に全力を尽くしたのも因縁といえよう。
 それは、彼らが祖先の国の行く末に無関心ではいられなかったためであり、帰巣本能が蘇ったためと解釈することも可能である。
<(P72〜73)


韓国人の崔氏がこういう歴史観なのは仕方ないけれど、これを読んだ日本人が感化されるのは困る。
宮崎の百済伝説と同じ危険があるからだ。
琳聖太子だけではない。

西暦六六〇年、当時、文化・産業・芸術あらゆる面で最高級のレベルに達していた百済を、新羅の金春秋が、敵国である唐と連繋して滅ぼしたことに始まる。<(P170)


いつの時代も文化は活力のある強い国で輝く。
ソウルを追われ公州を追われ扶余にあり、倭に王子を人質として出し援助を乞うていた百済に最高級の文化があるわけがない。

日本アカデミックもそろそろ訂正してほしい。古代に輝いていた朝鮮半島が白村江以降衰退してしまったのは、半島にいた日本人が悉く日本に戻ってきたからだと。

考えてみてほしい。
日本に先んじていたと言われ続けた松菊里遺跡は北部九州から渡った人の作った遺跡だと分かり、魏志倭人伝には半島の鉄を倭人が採っていると記され、好太王碑には半島に倭兵が満ちていた様子が書かれ、隋書には「百済と新羅は倭を尊敬し仰いでいた」とあり、王墓には勾玉をはじめとする倭系遺物が副葬され、三国史記新羅本紀は建国に倭人の関与を明記していることを。


日本統治時代に輝き日本が退いたとたん衰退した北朝鮮は、白村江前後の朝鮮半島と重なる。


まえがきに似たことが書かれていた。

 簡潔にいえば、李朝に五〇〇年にもわたって支配されてきた併合前の朝鮮半島の実態を、私たちは、あまりにも知らなさすぎる。もっとも分かりやすい例でいえば、二十一世紀のこの時代にあって、大多数の国民が飢餓に苦しむ専制独裁国家を思い起こすとよい。北朝鮮は李氏朝鮮のまさにクローンである。戦後、日本時代の遺産をすべて壊し、元の姿に戻ったにすぎない。<(P4)


まったくだ。
しかし日本人としては、まったくだと思うだけではなく、北朝鮮も韓国も戦後「戦勝国民」と言い募り暴れた同じ民族であることを忘れてはいけない。

崔氏はこう書いている。
 歴史にイフはないというが、もしも四七二年に、高句麗が国内城から今の北京またはその付近に遷都していたら、黄河・揚子江の枢要部を支配下に置き、現在に至るまで一〇億余の人口を抱えることができただろうとの推測も可能である。<(P192)

キツい言い方かもしれないけれど、本書は韓国人が戦後日本で戦勝国民として振舞ったこともベトナム戦争で虐殺したことも触れていない。




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